事業の背景・概要

世界が注目する水素エネルギー

2023年、世界の平均気温は過去最高を記録し、気候変動がもたらす災害はこの50年間で5倍に増えています。

気候危機への早急な対応が叫ばれる中、温室効果ガスの排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル社会の実現に向けて、太陽光、風力、地中熱といった再生可能な自然エネルギーの活用が世界的 に進められていますが、近年、新たなエネルギーとして注目を集めているのが水素です。

発電時にCO2を排出せず、また、さまざまな方法で製造可能な水素は、エネルギー資源調達の大部分を輸入に頼る日本にとって、調達先の多様化による安定供給の確保の面でも将来性のあるクリーンなエネルギー資源です。さらに、大規模かつ長期的な保存が可能なため、必要な時にエネルギーを作り出すことができることも大きなメリットです。